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新米会計士補の日記
新米会計士補が日々考えていることを発信する日記。 まだまだわからないことが多いけど、 これからしっかり勉強していきます!


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棚卸資産の評価
それでは、棚卸資産の評価の妥当性について書きたいと思います。
このブログは自分の理解の整理のために書こうと思って、細々と書いていますが、私は、まだまだ新米です。至らない所もあると思いますが、もしご覧になっている方がいらっしゃるのであれば、暖かい目で見てもらって、それで、何か付け足さなければならないところ等があったら、教えてもらいたいと思っています。(事業会社等にお勤めの方であれば、もっとこういう点に注意したらいいよ。とか、アドバイスも頂戴できればと思います。監査人がもっと効果的効率的な監査をすることは、御社の財務情報の信頼性を(安いコストで?)確保するためにも有意義なことだと信じています!)


棚卸資産の評価について検討する際に最初に知っておかなければならないことはそのクライアントがどのような会計方針を採用しているかと言うことです。
(評価基準は、原価法?低価法?と、評価方法は、個別法?先入先出法?後入先出法?とかです。これは、有価証券報告書、計算書類を確認すればわかります。因みに、参考となる規定は財規8条の2とガイドライン8の2-1です。あと、連続意見書第四です。なお、平成20年4月1日以後開始する事業年度からは「棚卸資産の評価に関する会計基準」が適用されます。(早期適用可)
これによれば、『通常の販売目的(販売するための製造目的を含む。)で保有する棚卸資産は、取得原価をもって貸借対照表価額とし、期末における正味売却価額が取得原価よりも下落している場合には、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額とする。この場合において、取得原価と当該正味売却価額との差額は当期の費用として処理する。』と言うことなので、低価法が原則と言うことになります。)

多くの棚卸資産は取得原価で評価されていると思いますので、仕入先からの請求書を確認して、棚卸資産の評価額が正しいことを確認するのが、基本的な監査の方法です。(棚卸資産は企業の営業活動に関わってくるので、商品ラインアップが充実していることが多く、多くの品目があるでしょうから、品目毎にちゃんと価額が正しく計上されているかどうかを確かめます。)


また、監査人は、年齢表を閲覧したり、棚卸立会に行った際の心証から、クライアントの低価評価損(又は陳腐化評価損、強制評価減)が正しく計上されていることを確かめます。年齢表とは滞留在庫(或いは滞留売掛金など)を管理するために作成される表で、棚卸資産の監査の場合は、いつ仕入れた商品かがわかるような資料の事を言います。
例えば、年齢表で期末日前6ヶ月に仕入れた商品がまだ売れておらず、B/S棚卸資産に取得原価で計上されていたら、本当に取得原価で計上して良いのか?評価減を計上する必要があるのではないか?と検討する必要があります。
(期末日前何ヶ月で評価損を計上するかどうかは、クライアントの棚卸資産の性質によります。モデルチェンジが多く、陳腐化するのが早い業界であれば短くなりますし、そうでなければ早くなります。恣意的な評価損の計上を防止するために、何ヶ月滞留していれば評価損を計上する、、、といったような規定が各クライアントに存在しているのが一般的です。監査人は、その規定の妥当性を質問等により確かめます。)

このような年齢表は、監査人が作成するものと言うより、クライアントに作成してもらう事が多いと思います。(当然クライアントの方のほうが監査人よりも自分の会社の事を良く知っていらっしゃいますからね。)ただし、監査人は、クライアントに作成して頂いた資料(この場合は年齢表)が正しく作成されているかどうかを確かめる必要があります。具体的には、年齢表に3ヶ月前に仕入れた記載されている棚卸資産が本当に3ヶ月前に仕入れられたのかを
確かめるため、納品書をもらって確かめる、といった手続が必要になります。
また、資料の網羅性を確保することも大事です。年齢表がちゃんと財務諸表につながっているか?(棚卸資産として計上されたものが全て年齢表に記載されているか?)を確かめる必要があります。

さらに、年齢表がどのように作成されるのかをちゃんと聞いておくことも大事です。システムが自動で年齢表を作成してくれるのであれば、多少、年齢表の信頼性も上がる(ただしシステムが作成しているにしても、内容の正確性については、納品書をもらう等で確かめる)のですが、クライアントがエクセルに手入力して年齢表を作成しているのであれば、誰が、何の情報を基に、年齢表を作成しているのかをちゃんと聞いておきましょう。


前回も書きましたが、今の経営環境では、SCMやロジスティックスと言う言葉が頻繁に使われているように、在庫管理は企業にとって非常に大事な活動です。年齢表を作成していないと言うことは、ほぼ無いと思いますが、もし、作成していない場合(倉庫が一つで作成するまでも無いとか、売り手が決まってから商品を仕入れるから滞留在庫が発生し得ないとか。)には、返品があった場合にどうしているのか等を質問して、その理由が妥当かどうかを判断します。年齢表が無いのであれば、新規に作ってもらうとか、納品書を全部持ってきてもらって中身を確認するとか、最悪、現物を見せてもらうとか、そう言った事も考えなければならないかもしれません。
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この記事に対するコメント

自分は入社当時から13年間、製造技術という部門にいました。そして2007年4月にはじめての異動となり内部監査室に配属され、1年と4ヶ月経ちました。まだまだ新米内部監査人ではありますが、よろしくお願いします。

なぜ、このサイトにお邪魔したかという理由ですが、実地棚卸を内部監査しようということになり、その目的や成果について上司と意見が食い違ったためです。
「実地棚卸は問題ありませんでした。」「システムどおり実施されていました。」
これはとても重要なことではありますが、経営にはなんの役にも立たないアウトプットであると。じゃあそもそも実地棚卸の任務、そこから得られる(得たい)アウトプットは何なのか?ということを調べていましたら、貴殿のサイトにヒットしたしだいであります。

監査室に異動して(異動する前から?)思ったことは、最近社員の目が内向きであることが非常に歯がゆく思います。そしてなにより思ったことは、空気を換えなければ何も変わらない。優れた工程を入れたところで、よどんだ社風の中ではすぐに駄目になってしまう。そして社風を変えることはいかに難しいか・・・個人個人では駄目だと発言できても、部門・組織になると、駄目だと発言できない。

気持ちだけは忘れずにいきたいと思っていますが・・・

お礼忘れていました。棚卸の記事たいへんためになりました。ありがとうございます。次の記事期待しています。逆に、企業の監査室員としての立場で「こういう場合は」どうなんだというようなことがありましたら、僭越ではありますが遠慮なく聞いていただければと思っています。

【2008/08/05 10:04】 URL | できない監査人 #KD5XUSzs [ 編集]


お忙しいところ失礼致します。田中と申します。この度は私が運営している「prudence」についてお願いに参りました。

【2008/08/21 20:37】 URL | 田中 #oI6hHYpk [ 編集]


このコメントは管理者の承認待ちです

【2012/10/26 04:22】 | # [ 編集]



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